★口から出る息が白いそんな日
チリで軍人90がアンデス山脈南部で遭難(うち45人は救出)、五人が死亡というニュースが流れる一方、ペルーでも寒波が既に14人の命を奪っております。
ペルー陸水気象庁は、「特に今年の七月と八月、ペルー高原部を氷点下20度以下に及ぶ大寒波が訪れる恐れが、60~70パーセント(ここら辺なんか自信なさげやね)の確率である」と発表しました。クスコに雪の降る恐れもあるとの事。
その寒波の影響を受けてか、わがホームステイ先にはかわいい避難民が訪れました(なんか飯尾さん 調 )。
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拾ってきた次女曰く、
「そこの角から私の後をずっとつけてきたの。私の目をずっと見てたのよ。『このままにしてたら道端で死んじゃう』って思ったら、私を頼りにしているこの子をほうっておけなかった」
その主張には誰にも反論をさせない強い意思が込められていました。というのも
去年のことです。
おかんが一匹の子犬をもらってきました。
しかもその犬は次女が全身全霊を込めてかわいがっていたアキ
という犬にそっくりだったのです。
しかしそのアキは長女の目の前で数年前車にはねられて死んでしまった。
過去を思い出した次女やおとんは反対しましたが
結局子犬のかわいさに負けて、家族は新しい家族「アキ(おかん命名)」を
少しずつ受け入れていったのです。
しかし、予防注射をしてなかった子犬は、もらわれてきて二週間の後、
短い生命を、徹夜で看病をした次女の腕の中で全うします。
その新しい家族を心よしとしていない家族もいました。
18歳の老犬ハル↑です。
ハルの嫉妬深い気苦労は結局徒労に終わったのですが、
そのハルも、ついで結核で死亡してしまったのです。
平行して
ネボ↑という子猫もどこからかもらわれてきて飼われていましたが、
数ヶ月前にうちを飛び出したきり戻ってきません。
もう動物はいいだろ、そういう雰囲気がこの家にあったので
次女の口調は誰にも反論させようとしない強い意思を込めていたのです。
…朝ごはんを食べていたところその新しい家族は庭先から台所に侵入してきました。
日本語はある程度わかるけど話せない日系二世のおかんが
「こらっ、入ってきちゃダメよ、ユキ!」
僕の彼女(日系)の日本名と同じ名前にびっくりした僕は
―なんでユキなん?
―…ほら、nebrinaの多い日にやってきたから。
(-_-) おかん、「nebrina」は日本語で…、キリ(霧)だっっっっっ!!!