★イヤ…  | ペルーで事件簿2

★イヤ… 

まあ80年生きて


そのうち同じ光景に出くわす人が何人いるでしょうか。


それだけ衝撃的なものを今日の朝8時20分ほどに、

ラ・マリーナ通りのブラジル通りとスクレ通りの間で目撃しました。


ありえないから。






     un coaster sin llantas



ごめんなさい、別に目の前で殺人が起きたとか、強盗を見たとか

そんなありきたりなことではないのです。



タイヤがね、道路の真ん中で外れているのですよ。

しかも軸ごと



お客さんと車に乗って空港に向かっている途中でした。

皆目が点になってワケがわかりません。

そのときの会話をどうぞ(太字はスペイン語)。



カン「ははははは…。タイヤ、外れてますねえ…」


お客さん「外れてますねえ…」


カン「イヤ、意味わからないですね。どうやったら外れるのか」


お客さん「ありえないですよねえ」


カン「老朽化してて外れるのはわかるとしても、車体後部が浮き上がらないと

   軸ごと外れるって言うのはありえないですよね」


カン「なあ、あれなんやねん。ありえへんやろ。フツー外れへんから。どうなったかわかる?」


運転手「まあ、20年以上の古いバスですからね。連結部分がさびてたのと、

     それが毎日のリマの荒い運転にもまれて急ブレーキの繰り返し。弱ってたんですよね」


カン「でもああやって車体の外に転がっていくには車体後部が持ち上がらんとむりやから」


運転手「よっぽど強い急ブレーキをかけたか、道にあるあなぽこに前輪が突っ込んだんでしょう」


カン「…運転手はそう言うてますね。まあ、そういうことですよね」


お客さん「いや、フツーに納得してますけど、そんな簡単に外れるもんじゃないですから(笑)」


カン「まあ、ペルーがそれだけ想定外ということでしょうね。ははは…」





この道はMBさん  の通勤路。カメラ小僧のMBさんが事件に出くわして、写真を撮っていることを願います…。