★一種のストライキ? | ペルーで事件簿2

★一種のストライキ?



朝いつもどおりに学校についた。

ちょっと遅れて。


やはり同じようにちょっと遅れて着いた同級生のカルロスと週末のすごし方について話をしながら。


すると校舎の建物の前に黒山の生徒だかり。

とっくに教室に入ってるはずの生徒達が、中庭で長蛇の列をなしている。



一体何が。



建物に入ろうと階段に近づくと






escalera y sillon





階段が普段中庭で生徒の憩いの場となってる長いすで封鎖されている。



一体何が。



給料の支払いに不満を持つ教員のストライキか。

しかしうちの学校は教員に対する支払いはいいはず…。




同級生に聞いてみたところ

いつまでたっても月謝を払わない生徒達に対する、学校側の強攻策だそうだ。




月謝を一月でも遅れて払ってない生徒、

または払っていてもその証明を持ってない生徒は

学校に入れないようにしたのだ。


階段以外の入り口には学校の職員達が立ち、

条件を満たした一部の生徒を校舎に通している。



一部の生徒



つまり大半が条件を満たしていないのだ。


今学期始まって四ヶ月丸まる払っていない生徒もいる。



ちゅーか なんで学期が終わるぎりぎりになってこんなことをやるねん。

どうしてここまでほうっておいたのかと。




生徒達のほとんどが貧しい地域から来る。



サンフアンデルリガンチョ、ビジャエルサルバドール、ベンタニージャ、セルカド、

サンフアンデミラフローレス、リマック、ラビクトリア、カジャオ。。。



しかし貧しいといっても学校の月謝を払うくらいの余裕はほとんどがある。

ほんとに月謝を払えないのは10%くらいで、一学期に二・三人は経済的理由でやめていく。

その他の生徒は、払える余裕が程度あるにもかかわらず、

催促されないし、フツーに月謝を払わずとも授業を受けれるので、

そのままにしている生徒達だ。


言い方を変えれば


職員にそのままにされている生徒達だ。


学校もそういう生徒でも金づるには違いないので、

できるだけつなぎとめておきたい。

しかし甘い顔をしておくといつまでも払わない。

あら、そういうことをしている間にもう月末だよと。

ちょっと一発かましましょと。

おおそれはいいアイデアですな、やりましょうやりましょうと。

そういう感じなんでしょうね。



ストライキを町で見るのはいい加減なれたけど、

自分のいる場所で、しかも自分の属してるグループに対して似たような事が行われると

やっぱりちょっとショックです。


子供達もびっくりしたんちゃうかな…




と思っていると。





     ヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリ

   
comodaditos
    ヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリ




バリケードに座りだしたりなんかして。


結構くつろいでいたりします。





なんかペルー人の権威に対する構図が、簡潔に見えたような気がしました。








…ありふれた日常のひとコマでした。