ペルーで事件簿2 -11ページ目

★温泉地チュリン2

yo me quedo...  翌日「俺は残って温泉めぐりをするよ」というMagicさんをひっぱって

(↑未練がましく町を見つめる人)


   45分山道を歩き panorama


                        展望台へ。mirador


caballos   牧場があって


トウモロコシ畑やchacra de maiz  サトウキビ畑のあるこのチュリンという場所は


           水も豊富なde una orilla 豊かな土地で


                          人も親切な amabilidad



                              とても暖かいところです。Estefany y Nena



昨日の温泉(Baños de Fierro)が45度の熱湯だったのに比べ、

ハイキングの後に入ったお湯(Baños de la meseta)は


32度。


風邪引くわホンマ。



まあええ旅でした。



しかしタダでは終わらないのが MagicBoyクオリティ。


帰路、ぼこぼこの道を構わず突っ走り、タイヤをパンクさせます。


まあ


普通にスペアタイヤに取り替えて、では行きましょうか。こんなの別になんでもないですよ。



しかしここで終わらないのが  MagicBoyクオリティ。

僕は初めてみました。



スペアタイヤを200m走ってまたパンクさせてしまう人を。



携帯の電波は届かないし、近くに人気のない農園地帯のど真ん中。

パンクしたスペアタイヤで近くの町まで、ゴロゴロゴロ。

もちろん本日日曜日、どこも修理屋閉まってますがな。


にもかかわらず災い転じて福となすとはこのこと。


主人が出かけてしまって鍵がないので仕事場があけれないと困っている修理工の兄ちゃんは


パンクしたタイヤを二つ持ったMagicBoyさんに二時間つきあい

隣の隣の街までタクシーで行って

開いてる修理屋を探し出してくれた。


全部直ってMagicさんが

「いくら御礼ができますか」

と聞いたところそのにーちゃんは


「僕は何もしてない、結構ですよ」


。・°°・(>(ェ)<)・°°・。 ええひとやあああぁぁ。



僕は僕でその間車の番。

となりのレストランで食った揚げた鳥が絞めたてで死ぬほどうまく

腹いっぱいになって、軒下で一日中空を眺めて座っているおじいちゃんおばあちゃんと

世間話で盛り上がりました。



転じて生まれた福とは、人の温かでした。



旅をして、観光地を巡るだけでなく、人の温かさに触れる。

そしてまた来いよって言ってくれる人に、また会いに行きたいと思う。

そこまでくれば、旅はほんとに有意義なものになるのだ。




トラブルをマイナスととらず楽しめる僕ら二人は、結構ええコンビかもしれません。

★温泉地チュリン1

温泉行きませんか  ―いこっか。


金曜の夜、ふと思いついたことをすぐ口に出したらオッケーが出て、早速翌日土曜の朝




   行ってきました    Churin    男二人の温泉旅行



そのチュリンという町はリマからバスでおよそ6時間。

200kmほど北にある山あいの温泉地。

今回のお供はペルー在住日本人濃いHP所有者四天王のうちの一人、

マジックボーイさん。


二人ともチュリンについて

・温泉がある

・山にある


ぐらいしか知らずに出かけましたが、途中でチュリンに向かう地元のおばちゃんを拾い、

色々と話を聞きます。


camino para Churin      ←こんな震度二くらいで崩れそうな道を進んでいると



道のいたるところにこんなものが、しかもカーブに多い。 Es una capilla?  



    ―あれはやっぱり墓標なんですか?やけに多いけど。


     「あれはね、『カーブだから気をつけて』という目印です」


そおか、そういえばあれを見たらみんな気をつける…って、つけるかなあ…。つけねえだろうなあ。


おばちゃんに

中央広場近くのChaloquitoというレストランが町一番であること、

ホテルはピンきりたくさんあること、温泉も山ほどあることなどを聞きます。



悪路により外界から遮断されたこういう観光地のいいところは


物価が安いこと、人がすれてないこと、白人観光客が少ないこと。


truchada




MagicBoyさんは駐在員で、ペルーで日本人の給料をもらってる、

札束びんたをしようと思えばできるご身分。

僕は安…(以下省略)。

ホテルもたぶん250ソルくらいの5つ星しか泊まらないんだろうなあ。

車だしてもらってるから、僕も合わせて五つ星に泊まらないといけないかなあ。

俺は15ソルくらいのところでいいんだけどなあ。なんて考えていると


「かんちゃんだったらやっぱり5ソル(150円)くらいの安宿に泊まるんでしょ」


って、なんか目ぇ輝かしてるし。

イヤ僕もね、お金があればええとこ泊まりたいんすよホンマは。


中央広場に面した町の最高級ホテル、Amazonasをあたる。

町で最高のホテルだけど二つ星とはこれいかに。

かなりきれいな防音設備の整ったツインの部屋で、40ソル(1200円)とは驚きのプライス。


例のレストランで10ソル激ウマますのフライを食べ、クイをほおばるMagicBoyさんを残し町を歩いていると、

男の子が付いてきて、なんかぼそぼそ言ってる。


「・・・Colmo・・・」


―は?


「・・・・・Colmo」


―なんや、自分何が言いたいん。


「・・Colmo・・・・・」


何べん聞き返しても下を向いてぼそぼそ行ってるだけ。聞き取れるのはColmoという単語だけ。

埒が明かないのでほっといて進む。しかし、ついてくる。

仕方ないので中央広場に座り話しを聞く。


―あんな、自分な、いうてることわかれへんねん。何かを人に伝えたかったら簡単や。

 ゆっくり、大きな声でしゃべれ。練習しよっか。自分名前なんて言うんや。


「ヘスス」


―ええ名前やんけ。ほら、練習するで。 ぼ く の な ま え は へ す す で す 。いうてみ。


「ぼ・・へ・・」


―あかんやんけえ。ゆっくりでええねん。早く言うより簡単やで。



そんなやり取りをしてると子供達がわらわらと集まってくる。


 

「せやせや、おまえ声ちっちゃいねんってえ」


気の弱いヘススは友達連中に責められて少しいじけてしまった。

ジャスミンとケリーの通訳で、ヘススが僕にクイズを出したがってたことがわかった。

小遣いがほしいわけじゃなかったんだ。

Colmoというのは子供達がクイズに良く使う単語で、「極み、極端」クイズでは転じて

「一番~なもの」という意味を持つ。ヘススのクイズは


「ビルの50階までグーンとのぼって、それからドーンと落ちてくる、一番頭のおかしいものはなーんだ」


…おぼえたばかりで使いたいんだろうねえ (^_子供の数は、八人くらいになった。



「ジャスミンはアブランと結婚するんだよー」


―結婚すんねやー。結婚して、10人子供を作って、100人孫ができたりするんやでー。


「きゃはははは、イヤだぁーー」



そんなことをしてる間に一時間過ぎ、夜もふける。

急ぎ足で行った温泉はなかなかのもの。38度という表示があったのに、

計ると45度。サバ読みすぎ \(- - )。

しかしいい湯だ。もちろん星もきれいで…(省略)。



夜町を歩いていると、早速子供達が声をかけてくる。


「カン!どこいくの?」


グッとこの町に親しみが増したように感じる。

★「あたたたたた、陣痛来てもうたがな。ていうかここ飛行機やねんけど…」

その時妊婦は!


22歳のあるペルー人女性の話です。


チリの首都サンティアゴから、メキシコに向かう予定だった彼女は妊娠7ヵ月半。

「予定日もうちょっと先やし、まあ大丈夫やろ」

と乗った所がまあ偉い騒ぎになったわけで。



「お客様の中にお医者様はいますか!?」



とまさに飛行機コントさながらの事態になりました。そんな都合よく医者がおるかいな


「医者だが。何かあったのかね」


…って、おったがな! \(- - )



―お客様に陣痛が来てしまって、今にも生まれそうなんです!失礼ですが、専門はどちらですか?!


眼科だ


…目ぇだけかい! \(- -  )



「あの、医者だが。何かあったのかね」


―あっ、お客様に陣痛が来てしまって、今にも生まれそうなんです!失礼ですが、専門はどちらですか?!


眼科だ


…って、おまえもかい!!! \( ̄皿 ̄ )



「やけに騒がしいね。医者だが、何かあったのかね」


―今にも生まれそうなんですよ!!!専門なんやねんほんまワレこら?!


眼科だ


ガ ン カ ばっかりかいこの飛行機!!!!! \(゚ 皿 ゚ )




ほんまの話ねこれ。三人のうち二人はチリ人で、一人はメキシコ人。こちらのお医者さんは全ての分野ができるまで、8年くらいみっちり学んでから自分の専門を決めるそうなので、産婦人科でもカバーできたわけですね。ペルーではそうだけど、他の国でもそうでしょ(ええかげんですここ)。


彼女は母子共に健康で(とは書いてありませんが)、現在エクアドルの病院にいるそうです。がんばれよー。





とまあそんなことはさておき、土日にMagicBoyさんと

チュリンという流しそうめんみたいなところに旅行に行ってきました。

そこは有名な温泉地。リマに住んでる人で行った事のある人はかなり多いんだけど、温泉の感想を聞いたのに、


「あそこは道が悪いよ」


と必ず返答が帰ってくる場所。別に普通の旅なら日記に書くつもりもなかったんだけど。

しかし今回えらくネタの豊富な旅になりまして。

僕のノーマルカメラで撮った写真をCDに写真屋が焼き付けたらその旅をアップします。


っていうか相方のMagicBoyさんは既にやっちまいました…。


http://www.magicboy.jp/diary.html







ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=(ノ*´Д`)ノ ハズカチー

★世界に誇れるペルーの…


ソフィア・ムラノヴィッチ!



sofia1


先日イギリスで行われた「Roxy Jam UK」というサーフィンの国際試合で

われらがペルーの代表選手「Gringa(金髪娘)」



ソフィア・ムラノヴィッチ!



が二位に大差をつけて優勝しました (^_^)v

二位は彼女の一番のライバル、オーストラリアのチェルシー・ジョージソン です。



ソフィア・ムラノヴィッチ!



sofia2


「今日はとってもハードで似たような波がみっつ来たけど、イメージどおりうまくいったわ。

 年間チャンピオンに今年もなるため、まだフランスやそのほかのトーナメントに勝たなくてはいけない。

 まだ安心はできないけど、今日の勝利は私達には大きな一歩よ」


私達


人懐こい笑顔に加えて、これがこの金髪娘の人気者たるゆえんかもしれません。

この子は一人で戦っているんじゃない、

ペルー国民全員のリーダーになったつもりでプレーしているんだ

そんな意図がこの22歳の前年年間世界チャンピオンのソフィアの言葉から感じとれるんです。



「とても難しい試合だった。でも私に流れが来たのね。

 今幸せよ、だってもう一度 ペルーのために 世界チャンピオンが取れる

 一番近い位置に、私はいるから」



今時めずらしいこです。しかし少なくともペルー人はこの言葉によってまた自分の国に対しての誇りを

増やすことができるでしょう。


しかし!


先日


「スペイン人はソフィアをチリ人だと思っている」


という記事がある新聞の一面を飾りました。一面ですよ。

要するにスペインのある有名な新聞のインターネット版に


「チリ人のソフィア」


という記述があったのです。

ただのある一サーファーの出身地を間違えただけですが

ペルー人にはただ事ではありません。



ピスコはチリのものだ」 「セビーチェはチリのものだ



明らかにペルー起源であるものをあたかもチリの特産品であるというチリ人の言動に

ペルー人はかなりいらだっています。

チリが経済的にはるかにペルーより豊かなところも、

さらにペルー人の感情を逆なでするのです。

まあチリ人でなくスペイン人が間違えたのですが

国際的にそう認知されてしまうのもイヤというわけですね。



…今回の優勝でソフィアが得たポイントは1200点。

よって現在の年間蓄積ポイントは4716点です。

二位のチェルシーは3840点と大きく離されています。


ソフィアのプレーを見たい方はこちら↓

http://www.sgmag.com/surf/mod_mulanovich/



彼女は負けない。決して自分に屈しない。

自分にプレッシャーをかけ続ける、彼女の負けん気の強いコメントを聞いていると

何か侍スピリットを感じてしまいます。




ソフィア・ムラノヴィッチ!









ヴィッチですからね。くれぐれも「」で書かないように。

★人間はサルの子孫か!?

答えは…


「絶対にノー」だ!


なんて記事が学生向けに載っていました。


てっきり90%がカトリックのこの国だけに、

人間は神が創った

などという議論を始めるのかと思ったのですが、

そういうことではありませんでした。


「なぜなら人間とサル の二種類の動物は同時期に存在するものであり、異なった種に属するからだ。

 サルと私達は500万年前に共通の祖先から別れた」


これは僕も知らなかったのですが、

つまり地球上のどのサルをほったらかして何百万年待っても、

ヒトは生まれない、ということです。


で、次の記事。


los ninos andinos



26日、プロジェクト「ReproSalud(生殖と健康)」の代表89人が厚生省大臣ピラール・マゼッティに対し、


「ReploSaludの今までの実績とこれからの普及方針に対する総括書」


を提出しました。そのプロジェクトに参加するプーノ出身のクロリンダ・チャタママニは言います



「避妊や家族計画のテーマに触れるだけで、私達女性は非難され、諭され、そして罪びとのように感じさせられてきました」



それは根強く山村に残るMachismo(男性優位主義)によるものだといいます。



「ちゃんと避妊に関する知識を得ていたなら、私達には子供は多くても二人しかいなかったでしょう。

 うちでは子供ができるかどうかは『神の思し召し』によるものだと考えられているんです」



クロリンダには五人の子供がいます。一方アンカシュでそのプログラムを進めようとしていたマビラ・ムルガ・サエンスは



「ちょうどみんな集まって私達の村の女性達に私達の考えを伝えようとしていた時ね。

 村長がやってきて反対し、『そんなことに使うお金があるならほかのことに使ってくれ』って。

 男どもも集まってきてこう言ったわ『お前は母親達をダメにしようとしているんだ』ってね」



『神の思し召し』に任せている家族は総じて子供が5人、7人と子沢山です。そしてそういう家族ほど


「うちはくいぶちがたくさんいて働いても働いても楽にならない」


と嘆いた挙句


「いつまでも暮らしが楽にならないのは政府が悪い


という結論に達するわけです。

ペルーのどこでも民族衣装を着た女性達が

道で露天商をしながら何人も子供を世話しているのを目にしますが

中には明らかに50歳を超えているような女性が乳飲み子を抱えていたりして。


避妊ということに対して無知である場合、苦しむのはもちろん男性より女性なわけで。




さて、どうして僕はこの二つの一見関係ない記事を並べて書いたのでしょうか…。



★ペルー版姥捨ての話

ちょうど今日、フィリピンで老日本兵が発見されたというニュースが流れました。年齢は80。ジャングルではありませんが、夜気の冷たいリマで、老人にまつわるさびしいニュースです。


家族のつながりが強いペルーですが、やはり貧しさにより例外は出るもの。



旧市街中心部近くのバスターミナル、あるバス会社の門の前で、一人の女性が座り込んでうたた寝をしていました。発見されたのは深夜二時半。痩せ型のその女性がスカートの他に身につけていたものは一枚のシャツ、一枚のカーデガン、一枚のショール。


そのバスはワンカヨ発リマ着、もちろん普通ならリマについてすぐタクシーに乗り、家族か知り合いの住む家に向かうはずです。時間も時間で、もちろんうかうか道で転寝のできる時間ではありませんし、場所も場所です。いかに老婆といえど強盗に金品を取られないという保証はありません。


冷え込んできたリマの町にたたずむ老婆を妙に思ったレモネード売りの女性が警察に電話。数分後に警察は駆けつけます。わかったことは


まず、八十歳くらいだと思われるその老婆は老人ボケにかかっており、

自分の名前、住所、誰とどういう目的でここに着たのかということを思いだせない。


そして、どうやら彼女は家族に捨てられたらしい、

ということでした。



今彼女が警察に保護されているのか

それともレモネード売りの女性のうちにいさせてもらってるのか

それは記事には載っていませんでしたが、

何かの間違いであったらな

家族と行き違えただけだったらな

貧しくても人間はそこまで行き過ぎないものだと思えたらいいな

そう思うリマっ子が

僕だけではない事を願います。



★砂漠に咲いた花2

ん?そういえば門の前にイ○が見当たらない…。


「味の素はイ○のホ○から作られている」

「味の素の醤油は○トのカ○から作られている」


ペルーでまことしやかに広まっている真相を解明しようと、真実のアンテナピンと張り巡らせた僕は

ついに工場潜入に成功した。



…車はリマ国際空港の前を通り、リマ市ベンタニージャ区にあるリマ味の素工場に着いた。

丁重に迎えられた見学団はおよそ30人。

日系や日本人のお偉いさんがスーツで威厳を示す中僕だけGパンとTシャツで浮き上がっているのは、

今ここで重要ではない。


30人は四つのグループに分けられ、それぞれのプラントを見学する。


味の素社員さんの説明

「あちらのプラントでサトウキビを搾り、その絞りかすをこちらで発酵させ、そしてそれを結晶化…」


…ん?サトウキビ?○ヌの○ネ粉砕プラントの説明がないんですが。そういえば見学前にそういう説明をスライド見ながら受けたっけ。



「このサトウキビ汁が味の素の原料になります」



あまーーーーい。 いいにおーーーい 


satoukibibatake


ん?しかし甘いサトウキビがどうやってちょっと塩辛い味の素になるの ( ・◇・)?(・◇・  )


だからここで…



味の素とは!


グルタミン酸ナトリウムの結晶のことであり、

そのグルタミン酸はアミノ酸の一種である。

アミノ酸とは私達の体を作っているたんぱく質を構成するもの

ナトリウムとは生物が必ず必要とする塩に含まれているもの。


アミノ酸はペルーで栽培されたサトウキビから100%作られ

ナトリウムは塩から作られる。


つまり味の素は…




100%ペルアーノ!!!




…この表現は縁起が悪いので、




100%天然!!!




イ○のホ○はどうなったかって?ペルー全土にいきわたる大量の味の素や醤油を生産するのに

町で拾われるイ○の○ネをとって来て、効率が良いと思いますか?

その材料は生産量の目標を立てる上で、計算の立てやすいものですか?


しかしこのままでは収穫がないじゃないか。ネタが。

行って来ましたが全く健全な工場で、健全なやり方で、健全なものを作っておりました、

ではなんとも…。


あっ!!!


あそこに黒い池が四つほどある!

あれこそヒ○のカ○から醤油を作っている現場ではないか!


「…あれですか。あれは生産の過程で使われた水を、浄化しているところです。

 うちでは使った水をペルーの水道水よりきれいにして海に返すんですよ」



ひィィィィいぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!


場違いやろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!


そんなんやってる工場は


ペルーでここだけやああああああああああああ!!!!!!!!!


…ん? 敷地内に何か林がありますが、あれは一体何に使われておるのでしょうか。


「生産工程で出てきた廃棄物を肥料にして販売しているんですが、

 その肥料をどれだけ使えば効率的に作物が育つか、という実験をしているんです。

 私達の目指すのは資源化率99.9%です」


m(_ _)m   もう頭が上がりません。

味の素は2003年、廃棄物・副生物の96.3%資源化を達成しています。


しかしここに来て確かめるまでは、僕も実はあまり言い印象を持っていなかったのです。

というのは…


「カン、ええか、味の素っちゅうのはの、石○から作られちょるんぞ。やから絶対食べちゃいけんぞ」


五歳児くらいの僕は親父のその言葉に洗脳されて24年間、間違ったイメージを持ち続けていたのです。


ごめんなさい m(_ _)m

ごめんなさい m(_ _)m

ごめんなさい m(_ _)m

ごめんなさい m(_ _)m

ごめんなさい m(_ _)m


実際化石燃料である石○から同じものは作ろうと思えば作れるのですが、

コストがサトウキビと比べて5倍かかるそうです。企業がどちらを選ぶかは、一目瞭然ですね。


味の素の社員さんは言います。


「疑問があればいつでも工場を見に来てください。逃げも隠れもいたしません」



…では、どうしてそんな噂が広まったの?  ( ・◇・)?(・◇・  )



「イ○の方はわかりませんが、醤油の方の発端はこうです。


 昨年の2月上旬、中国で髪の毛を元に醤油を作っているというニュースが

 テレビで取り上げられました。El Comercioなど主要各誌はこのニュースに飛びつきます。

 そのEl Comercioは味の素に電話して『カ○から作ってる?』と聞いてきました。

 うちは『そんなこと絶対ありません、工場に確認しに来てください』といったのですが

 翌日の新聞には中国人がヒ○のカ○を食べるイラストつきで

 『中国ではヒ○のカ○から醤油を作っている』という記事が掲載されていたんですね。

 ちなみに、どの新聞にも味の素と関連付けはしてはいないんですがね」


味の素と関連付けたのは世間のようです。世間って怖いね。

ちょっと考えたらわかるんだけどね(おまえもや!)。


もちろん害がないからって、いくら食べてもいいって言うわけではありませんよ。

見学後の質疑応答でペルー味の素社長さんのご返答


「どうして皆さんお酒が体に悪いって言わないんですか?

 少量では健康にいいかもしれないですが、大量に取るとやはり体に悪いんです。

 それと同じでしょう。おいしく適度にとっていればいいんです」


要は栄養素摂取のバランスの問題ですね。

塩も砂糖も害はないですが、たくさんとると良くありません。そのレベルです。



というわけで、お土産にもらった味の素ラーメン海老味をいただいてみましょう。

いつもはできるだけとんこつに近づけるように味噌やバターや牛乳をどっちゃり入れたりするのですが、

きょうはシンプルに味わいましょう。


  ≠( ̄冊 ̄ ) ズズー…

  \_/


ムムム。口というかあたま全体に拡がる暖かいウマミ。

まろやかなコクが与える安心感。

麺のしこしこした弾力も職人技である。

そういえばサトウキビの味がするような気もする。

味の素のやさしさが伝わってくるような気がする。


コレハウマイ。マジで。

僕の今日の疲れは、味の素の優しいラーメンに癒されました。


味の素って、癒し系

★砂漠に咲いた花

魚粉のにおいのトンネルを抜けると、そこはサトウキビ畑だった!



…迷信というのは恐ろしいもので、一度信じてしまって、そしてそこにいかにもな理由付けがされると

それはなかなか切り離しがたいものです。


たとえば



ペルーの食卓やレストランにはいまや欠かせない存在となった味の素。それはなんと

イ○のホ○ を砕いたものから作られていて、そして

チャーハンやロモ・サルタードにかけるとそれはまったく別の料理になってしまう味の素産 醤油 は

ヒ○のカ○の毛 を原料に作られていると。


そしてそれは思ったより広く信じられているとのこと。美容師メリ曰く



―あたしが子供の頃ね、道端で何かを拾ってるおじちゃんを見て

 『お父さんあの人何を拾ってるの?』 って聞いたらまじめな顔で

 『○ヌの○ネだよ。味の素に持っていくと売れるんだ』  って答えてくれたの。味の素もいじゃない。

 『そうか、だからのか』 って子供心に思ったわ」



…くっ、このままでは日本企業の名折れである。


これはぜひ  し ぃ ら べ な け れ ば い け ま せ ぇ ん ! ! ! (小枝調で)

 

ということで、行動力のカンちゃん行ってきました。


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Fabrica de Ajinomoto


第一回 ペルー 味の素 工場見学


果たしてほんとに味の素はイ○の骨から作られているのか?

金パ○からも黒い醤油が作られるのか?


続きはまたあした…

★ほんま…

大概新聞は三つくらい買います。二つフツーのと、一つスポーツ新聞。


さあ、今日はペルーが日本に勝って大見出しで扱ってるだろうと思いきや…。


フツーの新聞 La Razon と Peru21 には一切記述がなく、スポーツ新聞にちっちゃく


「前半は防御に徹するという作戦が成功した。

 後半はバサージョが勝利を決めた。」


と載ってる位で。扱うほどでもないということか…。


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Viva Tigers!



日本の国技は野球です!


★蘇る死人たち…

ドン・ペドロは金婚式の記念にと、ついにあこがれていたクスコへ、

50年連れ添った奥さんと初めて来ることができた。


左官屋のドン・ペドロはリマ生まれのリマ育ち、生粋のペルー人だが

左官屋の収入では、四人の子供を抱えた夫婦がかさむ生活費をよそにクスコへ旅行をするなど、

夢のまた夢だったのだ。


四つ星のホテル・インターコンチネンタルの中庭で夫婦揃ってコカ茶を飲んでいた時、右斜め前に、

立ち尽くして驚きの顔でこちらを見ている若者がいることに気がつく。

その若者と目が合ったドン・ペドロはすぐに視線をそらし何事もなかったように

奥さんとコカ茶を飲み続けた。



ドン・ペドロ…」



ドン・ペドロはそ知らぬ顔。



「ドン・ペドロ…。あなたは確かに去年の六月に肺炎で亡くなったはずじゃ…」



その新婚の若者ハビエルは、わけのわからない花嫁の事を忘れ

一人ドン・ペドロの下にすがりより、手を握って同じセリフを繰り返す。



「あなたは確かに亡くなったはずだ…」


―若者よ、人違いじゃないかね。私はあんたのことなんかしりゃせんよ。



…間違えるはずがない。生命保険会社に勤めるハビエルが、新人のときに三ヶ月間通ってやっと契約が取れた

一番思い出深い最初の契約者が、今まさに目の前にいるドン・ペドロだった。

彼の突然の訃報を聞いたハビエルは、泪さえ流した。

老紳士の横にいるご婦人も、間違いなくいつも暖かいお茶を出してくれたあの奥さんだ。


結局その老紳士は驚く青年を最後まで相手にせず、

コカ茶を飲み終えるとそそくさと自分の部屋へと消えていった。

幾分気まずさそうに。


若者ハビエルはロビーに確認したが、その老紳士はやはり疑いなくあのドン・ペドロであった。



Cuzco en la noche



疑問を抱えながら新婚旅行を終えたハビエルは、

リマに帰ってドン・ペドロ家の近所の住民、及び親族にしつこい聞き込みをした結果、

ドン・ペドロが生命保険の死亡支払金によってクスコ旅行を実現したことを聞く。

そして驚くことに、彼は自身の年金で生活費を賄ってまでいたのだ。




なーーーーんてことが、実はペルーではフツーにありえるというお話を一つ。


リマ中心部近くアサンガロという通りで、

証明書の偽造に携わっているグループが逮捕されました。

見つかったのは学校の卒業証明書や運転免許証のほか

死亡証明書や出生証明書にいたるまで、ありとあらゆる偽造証明書が発見されたのです。


発見といっても、別にリマ市民にとっては驚きではありません。

その通りのいたるところで、非常に精巧な偽証明書が作られているということは

リマ市民なら誰でも知っていることだからです。

問題はいつ検挙されるかということだけです。


なんとそのアサンガロという通り、ペルー最高裁判所の、すぐ真裏にあるのですよ…。



リマ県で昨日検挙された偽物を更に二つ。


リマ市北150kmにあるワチョという町のある市場で検挙されたのは

偽物の炭酸ジュース。

「コカコーラ」というラベルのついたビンに入っていたのは、

コーラノキの液で味付けをし、そこらの着色料で黒色に色をつけた

お粗末な偽物コーラでした。



一方ペルー第一の港町カジャオの市場で検挙されたのは何やら怪しい肉。

店主いわく牛肉なのですが、実はそれは

ロバ、またはの肉だったとの事です。


「ロバや馬の肉は人間の胃袋に重大な被害を及ぼす」


という新聞のコメントはさておき、

うちのお手伝いさんセシリアおばあちゃんが興味ぶかい話をしてくれました。



「食べたことあるよ、

 私の誕生日パーティーだったんだけどね。

 おいしいから揚げを食べさせてもらって、


 『おかあさん、今食べた肉何の肉かわかる?』


 って、娘が持ってきたのが猫の頭でね。

 みんな知らなかったんだよ。でもおいしかったから、誰も文句は言わなかったね。

 猫はおいしいんだよあれは。

 出所?それがわからないところなんだよ、あーはっはっはっはっ…」



…別に以後おなかに異常をきたしたりはしなかったそうです。


「親戚がたくさんいたからねえ。一匹じゃ足りなかったはずだよ」


食感はやわらかく鶏とそう変わらないそうですが、「よく揚げないとダメということです。