ペルーで事件簿2 -5ページ目

★お食事中の方は御遠慮ください





ワンちゃんからの



onegai wanchan1





          お願いです。


           onegai wanchan2














誕生日だー。

ケーキだー。

炭酸ジュースだー。



   torta y gaseosa




あれっ?

ニャン太君のお皿が足りないよ?

チュー吉君キッチンペーパーないかなあ?




チュー吉

「トイレットペーパーでいいじゃん」


 rollo





     そうだね、かわいい柄つきだし、洗わなくていいから楽だよね。


       torta en la mano








 onegai wanchan3  


…チュー吉君、ニャン太君が泣いてるよ。





二重だこ君

 「ほんとだ。ニャン太君、どうして紙を見たまま泣いてるの?」


チュー吉君

 「自分だけトイレットペーパーだから?甘ったれだなあニャン太は。

  ペルーではよくあることだよ。別にいじめてるわけじゃないから」






ニャン太君

 「…チョコケーキだということを、考えてほしかったんだ…」






















ニャン太君の涙の理由を知りたければここをクリック!→ papel con chocolate

★恋愛バトン?!

…柄にもないものが周ってきやした。


一応ここは社会派ブログなのでね。

ペルーの国政と関わらないような個人的なことは一切書かない方針なのですが。


ゆーこちゃん  に頼まれたら断われません。


やらないと板で頭割られるらしいですので。

ささっとやりますね。ささっと。



   nebo en el techo




1.あなたの名前と性別は?


 カン( 「柔侠伝」  という親父が子供の頃に読んでた漫画の主人公からとりました)

 オトコ


2.今現在恋人OR好きな人がいますか?


 おりますよ。最後の最後にキタ―という感じ。


3.一目ぼれしたことはありますか?詳しく教えて!


 さっきもしましたよ。近所のメトロの肉売り場前でハンバーグを焼いてました。

 まあでも一瞬で冷めます。

 

 あ、大阪で大学生時代、千里線でめっちゃかわいい女の子がいて

 目が離せなくて、即効告白したことがあります。

 しないと絶対後悔すると思わせるような引き込まれる子でした。

 まあしてから後後後悔もしましたが。しなけりゃわからない後悔でした。

 やはり一瞬で冷めましたが。


4.恋人に求める条件三つ


 ①正直不器用でもいいからね。


 ②戦う人―それがどこかにないと退屈します。


 ③寝顔がカワイイと思えること―顔の造り云々じゃなくてね。寝顔って結構出ると思うんです。


  …強いて言うならということで。総合的なバランスだから、絶対的な条件はありません。


5.今まで付き合った・好きになった人のタイプは一致した?


 人と人は比べられませんよ…。


6.結婚願望は?


 あります!今の人とできればサイコーです。


7.失恋したときの対処法は?


 特別なことは何も。ふと触れた人の優しさとか、はっとする自然のきれいな景色とか、

 そういうものが自然とゆっくりと心をゼロに戻してくれます。


8.今現在の恋愛にぴったりの曲は?


 あんまり恋愛ソングにびびっと来た事はないけど、

 キャロルキングで 「冬春夏秋、君が呼べばいつも僕はそこにいるよ」 って曲がありましたね。

 「フォー・シーズン」だったかな。

 なんかHGみたいなタイトル。フォーーーって(笑)


9.このバトンを渡したい5名の人


 カタリナさん  と うりぼうさん  はやってたよな、もう。

 書かないだろうけど書いたらとても面白いという方。


 マジックボーイさん 


 現在HPが開店休業中ですが。

 HPを見てもわかりますが、非常に温かくて優しい方です。

 書いてくれませんかねーーー…。

 ネタ日記なので、本人の詳細は明かさないでしょうが。

 みたいにゃーーー。



   secretaria nebo



と、猫も言っております。

★あれは旦那の友達ですか? 最終章

まあ「最終章」などとおおげさなもんぢゃぁないんですが。


1  と 2  の続きです。さあ、カンは果たして目的を達することができるのか?

ちゅーか目的って?


えーと、今回はわけあって、時間のない方は

ぼんちな警官」から二重まぶたのたこが出てくるまでの部分を、

飛ばして読んでもオチにいっさい差し支えはありません。


                ------------------------------



ぼんちな警官は言う。



旦那の気持ちもわかりますよ。私にも日系人の友達が何人かいましてね。

不具合があった際にはすぐ気分を害するんですよ。



…おい。ちょっと待て。俺はもしかして騒ぐ必要のないことで騒いでるヒステリーなの?

その警官の認識は実際に5分ほど空港から歩いてついた交番で、更にはっきりと示されてしまった。


まず別の警官が僕に聞く。



何か盗られたのか?…ん?違う?ああそう…。



んー…。



では調書をとりましょうか。まあ、これでだんなの気がすんでくれたらいいんですがね。


イヤ…、気が済むとかぢゃなくて、犯罪予防…。空港の安全、ひいてはペルーのイメージアップ…。


まず最初は旦那がアンデスカーのタクシー運転手に声をかけたと。そして値段を聞いた。

旦那は25ソルという提示に了承を出したが、その男は後で…。


んー…。

まあ、それはええよもうこの際。

問題は男が俺からお金を受け取った25ソルのうち

10ソルを自分の懐に入れて15ソルをタクシー運転手に渡した。

自分のタクシー会社の運転手にじゃなく、街の流しにね。


なるほど。ではこうしましょう。

「9月21日午後9時半頃、セニョール・カンはアンデスカーの運転手に声をかけ、

25ソルを払い…(中略)…そして安全の保証のない街の運転手に乗せた」…と。

これでいいですかね。


あー…。ええですよ。そんなかんじで。


ではここに私が書いたということで日付を入れてハンコを押しますね。

いいですか、ここにも押しますよ。

さあ、これを今から調査委員会長のセニョール・パチェコに渡しましょう。



宿舎で睡眠中のセニョール・パチェコ、パジャマで登場。



…うん、ああそう。うーん…。わかった。じゃあ、またあさってにでも電話するよ。

今は夜で調査委員会の資料が取り出せないから、

またその時にでもアルバムを見て君をだました人間を教えてくれ。


旦那、その時事実関係がはっきりしたら、アンデスカーを通して、

私たちは厳重注意をすることができる。

もし同じことが二回あったら、今度はクビだ。いいでしょうそれで。


あー…。ええけど。



その後一週間たった今でも電話がかかってこないのは言うまでもないことですが、

確かにしゃべるだけしゃべって気が済んでしまったのと、別にクビにするまでがんばる気もないと。

通報するといっても、どういうふうに通報して、どういう結果を求めるのか、

そこまでは考えてなかったと。


というのはね、だーいぶ前に、クビ締め強盗に、僕はあってるんですね。

その時は明らかに注意を怠った僕に100%非があるんですが、

その時「どうせ警察に言ってもダメだ」とおもって、通報も何もしなかった。

それを親友のアントニオは、


「みんなそんな調子だからいつまでたっても犯罪者が減らない」


と僕を諭した。

で、今度何かあったらしようと。

そして今回のことが起こったわけですわ。

ぼくはそれで、警官が積極的に


「よし任せとけ、俺たちが何とかする」


的な反応をするのを無意識に待っていたのだ。

「空港」→「安全」→「警察もがんばる」という図式があった。


フツーに考えたらそんなわきゃねえか…。

大体どんな犯罪でも被害者が本気で訴える気がなければ警察は動かないのは

日本も同じだ。


まあ、ええ経験でしたわ。


今回のことで得られた教訓。



1.訴えるときは本気で

2.空港でタクシーに乗るときは「グリーンタクシー」



  futaedako



…調書を取り終えて、ぼんちな警官は僕を空港へと送り届けます。



で、そりゃそうと旦那、おうちにはどうやって帰るつもりですか?


ん?そりゃ時間も遅いし、空港のタクシーを使うよ。ちょうど今ポケットに25ソルあるからね。

そんだけありゃなんとかなるだろ。


ああ…。まあ、私がお供してもいいですがね。


は?お巡りさんが?


ええ…。私の車はそこの空港の駐車場の出口のところに止めてあるんですよ。


んー…。なるほどね…。で、なんぼとるの?


そりゃあ…。タクシー運転手に払うのと同じ分だけで…。


10ソル?


イヤイヤイヤ! 空港のタクシーですよ。街のじゃなくて。25持ってるんじゃないですか…?


ああ、しっかりしてるなあ。でもさ、もう仕事を終わってうちに帰るついでって事?


いやいや、私はまだ朝まで仕事がありますよ。今日は夜勤なんで。


へー…。まあ、お巡りさんなら危ないことはないからええけど。大丈夫なん?


なーんにも問題はありませんが。


ああそうっすか(苦笑)。ほないきましょか。




  con un tombito



まあそんなわけで、僕は




勤務中の


制服を着た警官の運転する


その警官の自家用車に乗ってうちまで送ってもらい


降りるときにタクシー代金として25ソル払いました。




まあ…ぺるーですからね。








オチ…ついたでしょ?

★あれは旦那の友達ですか? 続編


前回  のつづきです…。



運転手さん、空港まで帰ろう。



僕はそういったのは、他でもない、僕をだましたやつをDenuncia(通報)するためだ。

黙っていると思ったら、大間違いだぞ。

好き勝手は、させない。



とりあえず国内線の出口でだべっている警察に声をかける。

あいつに会ったのは国際線だが、そこで警察に話しているうちに逃げられては意味がない。

あからさまにめんどくさそうな顔をされたが構わず話す。



…ということがあったんです。空港でこういう人を危険にさらす行為は許せません。


…そうか。わかったよ旦那、ちょっとこっちに来てくれ。



一人の男を紹介された。



空港の正式なオフィシャルタクシーはこの人の所属しているグリーンタクシーだ。

だから旦那もこれからはこのグリーンタクシーを…。


は?いやいやいや、話きいとったんすか?

僕は空港で危険行為が行われているのでそれを報告してるんですよ?


だからこのタクシーなら危険はないから。


じゃあそういう行為を見逃すつもりですか?

そういうやからを空港に入れてるんは警察じゃないんですか?

取り締まる気は一切ないんですか?


…うむ。そういうことなら、国際線の出口の警察に言ってくれるかな。


なんでやねん。警察は警察やろ。

向こうの警察に話ししとる間に逃げられたら意味あれへんがな!


いや、私はここを動けないんだよ。



ほんなら最初から人の話聞くなよ。

とにかくこのぼんちからは



トラブルはごめんですよ?



という事件に関して消極的なオーラがびんびんと感じられる(警察だろ)。

そして自分からトラブルを解決しようという意欲は一切ないのだ。

あきらめて国際線出口へ向かう。


すでに、さっきのアンデスカーの男の姿はない。


出口近くで別の警官を捕まえて話をする。

また一部始終を話す。



それは災難でしたな…。その男はここにいますか?



もう一度辺りを見回すが、先ほどの天然パーマ色黒の男はいない。



まあ、これからはそういう怪しいタクシーには乗らないことです。


怪しいって、空港にいるタクシーですよ。警察が許可して、空港内で営業しているタクシーでしょ。

じゃあ警察にも責任が出てくるはずですよね。


む…。まあそのタクシー運転手は停車している他のタクシーに声をかけたわけでしょ。

その時点で怪しいと思わないといけない。


そんなの客にはわからへん。

だいたいグリーンタクシーでも客引きと運転手が別れてるんやから。


…。


どうして空港の出口でそういうガラの悪いタクシー運転手を働かしてるんですか?

空港の安全を護るのが警察の仕事でしょ。


まあ何も盗まれてないわけですから…。



あくまでも何事もなかったように収めようとするぼんち警察に、僕もだんだんヒートアップして来た。


そして観客が、集まってきた。

国際線の出口の周りで客引きをしている空港公認のタクシー外車の運転手達だ。


空港にはタクシーグリーンの他に五つ公認のタクシー会社があるらしいが、

建物のすぐ前にタクシーを止められて、空港のビル内で客引きができるなど、

特権を与えられているのはグリーンタクシーだけだ。



大体おかしいじゃないか!

客は外でタクシーを拾うのが危険だとわかっていて空港内で高い金払ってタクシーを拾うのに

結局空港公認のタクシー会社に街のタクシーに乗せられたら、

全く意味がないってんだ!


そうだそうだ、旦那の言うとおりだ!



…ん?タクシー運転手、あんたら話に乗ってくるの?


気がつくと、そこら辺のタクシー運転手みんなが残さず僕の周りに固まって僕の話しを聞いている。

20人近くはいるだろうか。警察もその中に二人ほど混じっている。

観客が増えた僕はすっかり気持ちよくなってしまった。

調子に乗り始めた自分に気がつく。



  escuchameeee



安全に惜しむお金はない、そうだろアミーゴ?!



観客をすっかりアジっている自分がいる。



そうだそうだ!



あんたらもノってくるね。



ペルーの玄関、国際空港は安全じゃなきゃいけない。

あんたら運転手は街のチンピラじゃないんだ。違うか兄弟?!

あんたらがチンピラ扱いされてもいいのか?


ノォーーーー。


じゃあこういう悪徳行為を黙って見過ごしてはいけないだろ?!


そうだそうだ!


大体俺は最初はグリーンタクシーだけが空港公認のタクシーだと思ってたんだ。

でもそうじゃないことをある日他の公認タクシー会社の運転手から聞いた。

俺はそれを知ってから、あんたらグリーン以外のタクシーも使うようになったんだ。

でもみてくれ、この有様だ。

こうやってあんたらの信用は失われていくんだぞ。


そんなのはダメだ!!!



なんか言うてるうちに上の方から冷めてみている自分がいることに気がつきました。

目的が変わってきてるぞ。

そして俺は、気が済んでしまったぞ。


…アジられていた観客の中に不快な顔をして聞いているのが二人ほどいる。

さっきのやつと同じ「アンデスカー」のタクシー運転手達だ。



確かに俺たちの仲間がそれをやったのか?


ああ、胸に「アンデスカー」と書かれた札をはっきり確認した。


どんなやつだったんだ。


小太りでパーマの、色黒の男だ。顔を見ればすぐわかるさ。


ほんとに俺たちの仲間がやったって言うんなら、

交番に行ってちゃんとした形で通報をしてくれ。

そこに行けば空港で働いている全ての運転手の写真が載ったリストがある。

そのリストを見て訴えたらいい。


じゃあ、そうするよ。ケーサツさん、行きましょか。




やっとちゃんとした形で訴えができる。かなり冷めた自分に気がついてはいたが。

そうして僕は生まれて初めてペルーの交番に行くことになった。






…つづく



★ペルデジ始まって以来のスクープ写真

この前の 車軸ごとタイヤ外れる事件  を写真に取り損なって以来、常にカメラを持ち歩くようにしてました。

そしてその結果取れた写真がこれ。



chitsunafunohochi1



注目していただきたいのは「フォーセットの女神」の下にあるもの。


あっぷしましょうね。




chitsunafunohochi2




チ ツ ナ フ ノ ホ チ ?



何回かフォーセットどおりを走るこの車を見かけてはいたんですが、

全く意味がわからない。


日本の商用中古車がこちらでは日本時代の広告が張られたまま使われている。

「○●運輸」とかね。
そんなことは珍しくないのですが、

これだけはわからない。


明らかにカタカナ。


日本でこの文字が使われていたなら、何の意味?



血綱負の保地?



「戦国時代、ロープデスマッチで血生臭い争いが繰り広げられた。

劣勢にあるものは一時避難場所にいれば相手の攻撃から身をかわすことができるが、

その場所はまた自らの命を削る場所でもあった…(明名書房刊)」



いや(-_-) …。



Chitsunafunohochi?



スペイン語でもケチュア語でもないしなあ。




     Chituna




 謎です。



わざわざ乗っていたタクシーを降りてまでこのコンビの裏に書かれてある文字をカメラに収めている僕も

結構病気です。







…ちなみに、ググったらなんと出てきたんです。


 こちら


ロシア語?文字化け?


謎は深まるばかり…




★世界遺産をGoogle Earthで見よう! ペルー編 前半

みなさん、Google Earthって御存知ですか?



人口衛星で撮った地球のあらゆる地域の写真を、パソコンで見れるのです。

あなたの住んでる町、住んでた街、行きたい街、

または簡単に行けないエベレスト山の頂上まで。


都市部意外は解像度が低かったりしますが、

たとえば都市外にあるマチュピチュの遺跡なども確認できたりします。

僕の働いていた大阪の職場のビルも確認できたし

今すんでるリマの家の屋根も確認できました。



ダウンロードは こちら  から。


まず自分でダウンロードして、

行きたい場所を探し出すようにしましょう。



でも


わからない人のために今日は僕が見つけた

ペルーの観光名所のGoogle Earth上の経度緯度をUP しておきます。

基本は自分で探しましょう。


まずはペルーの首都から。



リマ (世界遺産指定1988年)


12.02.45.53 s 77.01.48.74 w

さすが首都の写真だけあって解像度が高く、タクシー一台一台まで確認できますね。

リマ市役所に中庭があるなんて知りませんでした。



ナスカの地上絵 (世界遺産指定1994年)


14.43.10.99 s  75.05.16.73 w

場所はちょうどパンアメリカンハイウェイの真上、

展望台の近くのはずです。だから「手」と「木」が見えないといけないんだけど…。

残念ながら絵は全く確認できません。

ただ、たくさんの無数の直線が見えますね。

これも実は星の軌道を現すナスカの地上絵なんです。

ちょっと場所をずらしてみるとまったく似たような線がないのがわかって、

いかにこの地域が地上絵の存在で特別かということがわかると思います。



クスコの街並み (世界遺産指定1983年)


13.31.32.36 s 71.57.58.05 w

ほんとに赤い街です。ピューマの形に見える?



マチュピチュ (1983年世界遺産指定)


13.09.41.33 s 72.32.47.43 w

すごい!ジグザグ道路が見えます。ここを日曜日グッバイボーイは走ってるんですね。



アレキパの街並み (2000年世界遺産指定)


16.23.53.92 s 71.32.10.98 w

建物が白い火山灰ブロックでできているため「白い街」と呼ばれるこの街ですが

やねは白くないからね。上からは白く見えませんでした。

ちょっと北東に進むと異様な黒い地肌と頂上の白雪、

アレキパの象徴的な活火山ミスティが見えます。

阿蘇のようにカルデラになってたとは知らなかった。

ペルーに来ても観光ができなかった方はこちらでして見ましょう。

後半は残りの五つの世界遺産です。




★あれは旦那の友達ですか?

仕事を空港で終えたのは夜9時半。
空港ビルを出てすぐのところにいる、客引きをしているタクシー運転手を捕まえる。

胸のところには「Andes Car」、空港で働くことを正式に許可されているタクシー会社だ。



サン・フェリペ


オッケー、25ソルです。


うん、ええよ。50ソルしかないんやけど釣りある?


ああ、じゃあ35だ。15ソルのおつり、これでいいですか。


は?自分最初25ゆうたやんけ。なにかえとんねん。


…わかりました。じゃあいきましょう。




「アンデス・カー」のその男、止まってた一台のタクシーに声をかけ、何かやり取りをしていた。




じゃあだんな、25ソルしかいただきませんからね。いいですか。25ソルですよ。


あたりまえや。




空港を出てしばらくすると、そのタクシー運転手が聞いてきた。




時に旦那、空港で私に声をかけてきた男、あれは旦那の友達ですか?


は?友達も何もあんたの同僚やろ。


いやいや、私はただの街のタクシー運転手ですよ。


え?イヤ、俺は空港付きのアンデス・カーという会社のタクシーをつかまえたんやで。


いや、私とは一切関係ないですよ。


はあ?意味わからへん。


いやね、あの男がわたしにいうんですよ


うん


「客を紹介する。ここに50ソルあるから15ソルもらえ。お前は紹介料として俺に今10ソル払うんだ」


あいつが10ソル?であんたは15ソル?つまり俺はだまされたの?


…。


だまされて保証のない空港以外のタクシーにこの夜遅くに乗せられたの?


いや、私は安全です。


うん、そりゃあわかってるけよ、運転手さんはいい人だ。


心配しないでください。問題なくお送りしますよ。


でもね、俺は25ソルも払おうとしたのは安全のためだ。保証のない街のタクシーのためじゃない。


…。


安全を気にしないなら最初から空港の外に出て10ソルで家まで帰ってるっちゅうねん。


…。


もし運転手さんがピストル持ったチョロ(悪者)だったらどうすんねん。


そうですよねえ…。




こういうことは許せないと思った。

海外から来る観光客が最初に降り立つ空港に安全がなければ、どこに安心があるのだ。




運転手さん、空港まで帰ろう。






…つづく




★理想のペルー美人とは?



まあ今日はたわごとです。




「理想のペルー美人ってどんなかんじでしょう?」

そうお客さんに聞かれて、ふと僕は目の前にある看板を指差しました。

 Ani de lejos





空港に行く度どんなに疲れていても僕の疲れを癒してくれる彼女。


アップにしますか?






    Anita





かわいいっしょ?




まあ、彼女がペルー人かどうかは僕は知らないんですが、

こういうペルー美人がいることは確かです。

空港でよく見るスッチーにこういう子が多いんです。



僕のペルー人美人の条件をあげて見ます。


1.先住民系と白人の混血

2.ぱっちりおめめ

3.丸いお顔

4.髪はUP



根拠はですね…


1.「ペルー独特」ということであれば人口比率の一番多いとされるヨーロッパ系とペルー系の混合

2.目が「チニータ」ではそれっぽくないので

3.挨拶のちゅーは丸いほっぺが気持ちいいので

4.こちらの人はあまり髪に気を配らないのでいっそくくってください



まあ… 反論があればどうぞ…。


ああそうそう、こっちの白人はなんかしょぼいですな。
「どっちやねん」、と。
中国人の方が元気がありますよ?



ちょっと ネスカフェのHP  を見てみました。





ちょっと…


すごいもんを見つけてしまった。



彼女のGIF






     girl_ani





動いてんねんよ!? いっつもバス停の上で止まってる彼女が!!!


言うことナシ。おなかいっぱい。






おやすみなさい。



★世界遺産に対するある地元民の認識

こういうニュース  がヤフーで取り上げられましたが

詳細をお知らせいたします。


ブラジル共同通信の情報を基にしたヤフーとは数値が違うところもありますが

うちはペルー新聞最大手El Comercioの情報です。

どちらを信頼するかは読み手しだいということで…。




extragos en nazca



イカ県ナスカの「ハチドリ」の絵の近くパスカナ地方において、

地元の農民、鉱山労働者、酪農家による世界遺産指定地域への侵入及び破壊行為が確認されました。


正確な場所はパンアメリカンハイウェイリマからおよそ415km地点。



写真下部のジグザグの線がその地上絵の一部。


星の軌道、または巡礼のための道路と思われるその線のすぐ上部に

農民によって作られた水路のための溝、そしてまたすぐ上に

パンアメリカンハイウェイにある料金徴収所を避けるために作られた

トラックが通過するための道路が見えます。



casas d esteras



現在既に60家族がその地域にこうやって竹をつぶして編んだシートで作った家に居住しています。

農業や放牧に従事しているとのことですが、

実情はナスカ地域の歴史地域において墓の盗掘をしているのではないかという疑いもあります。



450k㎡という日本で言えばおよそ横浜市に相当する面積を見張っている警備員はおよそ


というか


ずばりそのまま




一人…




たやすく侵入して好きなことできるわけです。



既に警察に訴えは出ていて、彼らを追い出すために手続きは進んでいるのですが

今のところ権威者達は追い出すために何もしておりません。



ペルーに10個しかない世界遺産の一つ。

もっと大切にしましょうよ。


と言っても地元の人からすれば生活の方が大事。


責任は行政側ですね。






★イヤ… 

まあ80年生きて


そのうち同じ光景に出くわす人が何人いるでしょうか。


それだけ衝撃的なものを今日の朝8時20分ほどに、

ラ・マリーナ通りのブラジル通りとスクレ通りの間で目撃しました。


ありえないから。






     un coaster sin llantas



ごめんなさい、別に目の前で殺人が起きたとか、強盗を見たとか

そんなありきたりなことではないのです。



タイヤがね、道路の真ん中で外れているのですよ。

しかも軸ごと



お客さんと車に乗って空港に向かっている途中でした。

皆目が点になってワケがわかりません。

そのときの会話をどうぞ(太字はスペイン語)。



カン「ははははは…。タイヤ、外れてますねえ…」


お客さん「外れてますねえ…」


カン「イヤ、意味わからないですね。どうやったら外れるのか」


お客さん「ありえないですよねえ」


カン「老朽化してて外れるのはわかるとしても、車体後部が浮き上がらないと

   軸ごと外れるって言うのはありえないですよね」


カン「なあ、あれなんやねん。ありえへんやろ。フツー外れへんから。どうなったかわかる?」


運転手「まあ、20年以上の古いバスですからね。連結部分がさびてたのと、

     それが毎日のリマの荒い運転にもまれて急ブレーキの繰り返し。弱ってたんですよね」


カン「でもああやって車体の外に転がっていくには車体後部が持ち上がらんとむりやから」


運転手「よっぽど強い急ブレーキをかけたか、道にあるあなぽこに前輪が突っ込んだんでしょう」


カン「…運転手はそう言うてますね。まあ、そういうことですよね」


お客さん「いや、フツーに納得してますけど、そんな簡単に外れるもんじゃないですから(笑)」


カン「まあ、ペルーがそれだけ想定外ということでしょうね。ははは…」





この道はMBさん  の通勤路。カメラ小僧のMBさんが事件に出くわして、写真を撮っていることを願います…。